SRRVの申請準備

SRRVの申請準備④犯罪経歴証明書等の認証を受ける

日本国内で行政機関が発行した書類を、フィリピンの役所は正式な書類として認めてくれません。

書類を正式なものにするため、まずは日本政府に「正しい書類です」と認めてもらってハンコをもらいます。そのハンコをフィリピン政府に見せると「そういうことなら正しい書類と認めます」とハンコを押してくれます。

こうしてやっとフィリピンの役所に提出できる書類が出来上がるのです。これを認証手続きと言います。バカバカしくて意味のない行為に思えると思いますが、必ず必要なので心を無にして取り組みましょう。

認証は必ず日本政府⇒フィリピン政府の順に進む必要があるので注意してください。

両政府で認証をもらう方法は「日本国内で行う場合」と「フィリピンで行う場合」の2種類があります。

日本で認証を受ける場合

1.東京か大阪の日本外務省で認証

2.その後、東京か大阪のフィリピン大使館で認証

普通の人ならきっと「日本で書類を完成させてからフィリピンに行きたい」と思いますよね。私もそう考えて日本で認証を受ける手続きを取りました。

日本外務省での認証は東京、大阪共に翌日受け取りでスムーズなのですが、問題はフィリピン大使館東京と大阪で取り扱いが異なり、所要日数も違ってくるのでしっかりチェックして日程を決めてください

日本外務省を訪問

日本外務省は東京と大阪の2か所にあります。東京なら霞が関、大阪なら地下鉄の谷町4丁目駅が最寄になります。私の場合は兵庫県に住んでいるので、大阪分室に行きました。

申請と受け取りの方法は以下の3種類から選べます

1窓口申請⇒窓口受取
2窓口申請⇒郵便受取
3郵便申請⇒郵便受取

一番早いのは当然一番上の、窓口で申請して窓口で受け取る方法これなら申請の翌日に受け取ることができます。受取のみ郵便の場合は2~3日後、郵便ですべて済ませる場合は10日~2週間かかるそう。

首都圏や大阪近郊に住んでいる人なら2日で終わる作業ですが、地方にお住いの人だと時間がかかるので要注意。

窓口申請の方法はとっても簡単で、犯罪経歴証明書(開封せずに提出)と身分証明書だけ持っていけば、その場で申請書を記入するだけです。手数料も無料です

外務省(日本国内)における証明
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/shomei/index.html

フィリピン大使館を訪問

フィリピン大使館も東京と大阪の2か所にあります。東京なら六本木、大阪ならJRの京橋駅か地下鉄の大阪ビジネスパーク駅が最寄です。

こちらも申請自体はとっても簡単です。東京の場合、日本外務省で認証済みの犯罪経歴証明書とパスポートだけを持って窓口に行けば、エクスプレス申請で翌営業日に受け取ることができます。

しかし私が大阪のフィリピン大使館で認証をお願いしたところ、「忙しいから受け取りは郵送のみ。エクスプレス申請もない」とのことでした。

郵送受取ということは、フィリピンの人たちの働き方を加味すれば、受け取れるのは早くて10日後くらいと予想できます。

てっきり翌日受け取れると思って予定を組んでいた私は、この時点でフィリピン渡航までに書類を完成させることができなくなってしまいました。そして後に最悪の失敗をしてしまうのです。私の失敗ストーリーの続きは後で書いていきます。

東京と大阪のフィリピン大使館は別々のルールに従って動いているよう。楽観視せずによく確認して予定を立てましょう。

東京には日本人スタッフもいるようですが、基本的には窓口の人はフィリピン人なので、英語で対応する必要があります。認証はAuthenticationやNotarizationという難しい単語になりますが、それより「Red Ribbonを申請したい」と伝えたほうがスムーズです。

フィリピンで認証を受けた書類には、大きくて立派な赤いリボンが付きます。これがレッドリボンの意味。覚えておくと便利です。

東京のフィリピン大使館「領事認証(認証手続き)」
https://tokyo.philembassy.net/ja/consular-section/services/authentication/

ここで説明されているのはあくまでも東京のフィリピン大使館のこと。2019年4月に訪問して聞いたところ、大阪で申請する場合は受け取りが郵送のみだそうです。

フィリピンで認証を受ける場合

1.マニラの日本大使館で認証

2.その後、マニラのフィリピン外務省で認証

同じ認証の手続きはフィリピンの首都マニラでも可能です。特に日本で地方部にお住いの人なんかだと、かえってこちらのほうが手間が少ない可能性もあります。

常識かもしれませんが、大使館というのは外務省の支店のようなもの

だから日本で手続きする場合はまず日本外務省に行くところを、代わりに在フィリピン日本大使館に行き、次にフィリピン大使館にいくところをフィリピンの外務省に変えるだけです。

機能は同じなのだから、「日本外務省で認証を受けた後、マニラのフィリピン外務省で認証を受けるのも可能なのではないか?」こう考えて失敗したのが私です。これは絶対にできないので真似しないでください。

在フィリピン日本大使館を訪問

在フィリピン日本大使館はマニラ、セブ、ダバオの3か所にありますが、SRRVの申請者ならまずマニラに滞在することになると思います。私もマニラの日本大使館には一度足を運びました。

マニラの日本大使館は海沿いのパサイ市にあります。マカティからは車で30分ほどの距離。所要時間は渋滞状況によって変わります。

参考URLの下部にある通り、ここで「印章の証明」を申請します。必要書類はその場で記入する申請書と、領事手数料の2,150ペソだけです。なんと1時間程度待てば当日に受け取れるそう。

日本大使館は混雑もしていないことが多いようなので、これはかなりお手軽な方法だと思います。

在フィリピン日本大使館
https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000188.html

フィリピン外務省(DFA)を訪問

DFAとはDepartment of Foreign Affairsのこと。つまり外務省です。こちらもパサイ市に位置しており、日本大使館のすぐそばです。すぐそばといっても歩くのは厳しいので、タクシーで移動しましょう。

フィリピン外務省は日本大使館とは異なり、いつも多くの申請者で混雑しているようです。私が訪問した際も申請にはかなり時間がかかりました。混雑を避けるなら早朝に行くのがいいかもしれません。ただし朝のラッシュアワーは道路が絶望的に混雑します。

入口で申請内容を問われるので、「レッドリボンを申請したい」と伝えましょう。荷物やパスポートのチェックを受けて建物の中に入ります。

受付でレッドリボンを申請したいと伝えると、書類を確認したうえで申請用紙と受付番号が渡されます。自分の受付番号が呼ばれるまで申請用紙を記入しながら待ちましょう

受付番号が呼ばれたら窓口へ行き、書類を提出してお金を払います。エクスプレス申請なら翌日に受け取れるそうただし私は認証を受理してもらえなかったので、受け取りについては定かではありません。

マニラのフィリピン外務省で認証を受ける場合、必ず事前に「在フィリピン日本大使館」で認証を受ける必要があります。私の場合は大阪の日本外務省で認証を受けた書類を持ち込んだため、「日本大使館じゃないからダメ」といって弾かれました。

日本大使館に行ってそのことを相談したところ、「日本外務省は在フィリピン日本大使館より上の立場にあるため、日本外務省が認証した書類に我々が手を加えることはできない」とのこと。

そこでもう一度フィリピン外務省に戻り、「日本大使館より上の立場にある日本外務省がハンコを押したんですよ」と伝えましたが結果はダメ。結果的に日本外務省で認証を受けたことが原因で、どん詰まりの状況に陥りました

最終的に書類を東京の知人に郵送し、代理で東京のフィリピン大使館に持ち込んでもらうことになりました。こうして最後には認証を受けることに成功しましたが、ゴールデンウイークと重なったこともあり1か月くらい時間を無駄にしました。

だからこそ思い込みや楽観で手続きを進めてはいけません。私の失敗例を胸に刻んで、くれぐれも慎重に手続きを進めてください。

フィリピン側の認証が終われば任務完了

日本で行う場合でも、フィリピンで行う場合でも、フィリピン側での認証が終わり、書類にレッドリボンが付けば仕事は終わりです。無事書類が完成したので、PRAに提出できるようになります。

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