海外旅行に慣れている人には必要のない話だと思いますが、空港に着いてからホテルに移動するまでの工程は、だれでもけっこう不安になるもの。
特にマニラのニノイアキノ空港は悪評も多く、初めてフィリピンに来る人だと怖くなってしまうと思います。
空港に深夜に到着した場合
JALやANAを利用する人なら心配はないのですが、セブパシフィックやジェットスターなど格安航空会社(LCC)を利用する場合、どうしても到着が深夜になることがあります。
マニラのタクシーは評判が悪いし、深夜に土地勘のない場所で身を預けるのは怖すぎる。というわけで明るくなるまで空港で過ごすという方法は一つの正解。
ターミナル3なら深夜でも安心
ニノイアキノ空港のターミナル3に到着する場合、空港泊の難易度はかなり低いと思います。
ターミナル3は最も新しい空港で、設備が広々しています。レストランエリアには24時間営業のコンビニや飲食店もあり、椅子の設置数も十分です。
このレストランエリアには簡易宿泊施設もあり、一泊1,800ペソほどで個室をゲットすることもできます。これなら安心して横になれるし、若くない人でも体力的に安心です。
ターミナル1だと厳しそう
昔からあるターミナル1は、ターミナル3の感じからは想像もできないくらい窮屈な場所です。
到着ロビーは無いも同然なので、空港泊をする場合は別フロアの出発ロビーに移動することになります。
しかしここに気の利いた設備などなく、椅子の数も少ないので混雑しています。ここで朝まで過ごすのは、旅慣れた体力自慢のバックパッカーじゃないと厳しいと思います。
マニラ空港ターミナル1で空港泊
https://setuyakutabi.com/airport-sleeping/philippines/manila
到着ターミナルは航空会社によって決まっています。下記サイトなどを参考に下調べしておきましょう。
http://www.ptnmanila.ph/staff-blog/naia-airline-list/
Grabならホテルに行くのも安心
これを使えば評判の悪いタクシーを使わずに、深夜でも安全に適正価格でホテルまで移動することができます。
空港には到着ロビーを出てすぐの場所に、Grabのロゴが描かれた専用の乗り場があります。
この乗り場には案内してくれる係員さんがいて、その人に頼めばGrabをインストールしていなくても、現地のSIMカードを持っていなくてもGrabを利用することができます。
Grabの係員さんは深夜の12時にもいました。それ以降の時間にもいるのかは不明です。
これをうまく利用すれば、無理して空港泊をする必要はありませんよね。Grabならボッタクリもありません。
空港でSIMカードを買うと便利
滞在中に必ず必要になるのがフィリピンのSIMカード。
短期滞在なら日本からポケットWiFiなどをレンタルしてもいいと思いますが、1カ月以上の滞在なら割高すぎます。
それに滞在中にはいろいろな場面で携帯電話の番号が求められます。電話番号を持っていないとかなり不便だと思います。
SIMフリーのスマホをお持ちの方なら、空港でSIMカードを購入してすぐにネットが使えるようになります。
フィリピンにはSmartとGLOBEという2つの通信会社がありますが、どちらを選んでも大差はありません。空港の到着ロビーにはSIMを販売しているカウンターがいくつもあるので、そこで購入しておきましょう。
プランはいろいろあるようですが、最安で1週間10GBが500ペソくらい。SIMカード本体と通信プランを合わせた金額です。
ATMでペソ現金を引き出す
SRRVを申請するならフィリピンに滞在する期間は1か月を超えます。この間の生活費をすべて日本円の現金で持ち込むのは現実的ではありません。
昔なら国際キャッシュカードやトラベラーズチェックみたいな選択肢もありましたが、今はクレジットカード一択。
クレジットカードの海外キャッシング機能を使えば、最小限の手数料で現地通貨を引き出せます。
キャッシングというと金利が気になるかと思いますが、金利分を考えても間違いなく一番有利なレートで現地通貨が手に入ります。
それにネットで繰り上げ返済が可能なカードを選んでおけば、金利もほとんどゼロ円で済ませられます。
これでもう大丈夫
ATMでペソの現金を引き出し、SIMカードを購入すればもう完璧。Grabでホテルへ向かいましょう。