SRRVの申請準備

SRRV申請準備⑩PRAを再訪して申請▶健康診断

ここまでの工程で苦労して集めた書類の数々。最後の申請の段階まで進みました。

きちんと書類さえ揃っていれば、最後の申請は何も難しいことがありません。

申請後には指定病院で健康診断を受ける必要があります。

病院は夕方まで開いていますが、移動や各工程で時間がかかることも考慮し、午前中にはPRAを訪問したいところ。午後になる場合は時間がギリギリになる可能性もあります。

申請時に必要な持ち物

・パスポート

・免許書など身分証

・SRRV申請用紙

・各種証明書

・証明写真12枚

・ドルかペソの現金

トラブルなく申請できるよう、持ち物はきちんとチェックしておきましょう。

当然必要なのがパスポート。パスポートは申請中の約1カ月の間、PRAに預けることになります。なのでその間の出国はできません。

あと持っておくと良いのがパスポート以外の身分証明書。これはPRAオフィスのあるシティバンクタワー受付で要求され、カウンターに預けます。ここでパスポートを預けるわけにいかないので、もう一つ身分証明書が必要というわけ。

身分証明書の種類は何でも良いようなので、日本の免許証か何かを持参しましょう。

必ず必要なのがSRRVの申請用紙申請準備⑨で詳しく解説している通り、必ずオンラインで入力したものを印刷して持参する必要があります。

私はここで手書きのものを持参してしまい、申請が翌日になってしまいました。

あとは犯罪経歴証明書などの必要な証明書類必要に応じて認証の手続きも終わっていますか?認証無しでは受け取ってもらえない書類もあるので注意してください。

証明写真は2インチ×2インチのものが12枚必要。申請書に張り付けた分も含めて12枚なのか、それとは別に12枚必要なのかはよくわかりません。全部で13枚用意しておけば間違いないでしょう。

2インチ×2インチの証明写真は、マニラ市内の写真屋さんに行けば簡単に10分ほどで手に入ります。

忘れてはいけないのが申請料と年会費を支払うための現金。クレジットカードなどは使えないようなので、必ず現金を用意していきましょう。

日本円では受け取ってもらえないので、USドルかフィリピンペソで用意してください。

日本円からUSドルへの両替は日本で行うのがお得で安心。お得な両替方法についてはこちらの記事で紹介しています。

USドル現金を用意する方法【金券ショップがお得】SRRV申請時に必要となる申請費は1,400USドル(扶養者一人につき300ドル加算)。さらに年会費の前払い分が360USドル。 ...

支払い時には現金をコピー機にならべて印刷していました。このため最低限の紙幣の枚数で用意したほうが手続きがスムーズ。USドルの100ドル紙幣で支払うのがおすすめです。

申請の流れ

1.PRAで担当者が書類を確認

2.別窓口で支払い

3.申請書類一式を提出

4.健康診断を受けに行く

前述の通り私の場合は一日で処理が完了しませんでした。申請用紙に不備があった関係で、初日に支払いと健康診断を済ませ、翌日に書類一式を提出したので、一日で完結する通常の流れは把握していません。

PRAで担当者が書類を確認

申請準備①で最初にSRRVについて説明をしてくれた人が担当者さんです。その人の名前を受付で伝えて待ちましょう。

必ずしも担当者さんを呼んでもらう必要はないかもしれませんが、話が通じている人のほうが安心だと思い、呼んでもらうことにしました。

ここで持参した書類に不備がなければ、支払いに必要なレシートを発行してくれる窓口に移動します。すべて担当者さんが誘導してくれたので迷うことはありませんでした。

レシート発行の際に支払い通貨を問われます。ドルかペソか答えましょう。

年会費を数年分前払いしたい人は、この際に伝えておきましょう。私は3年分の1,080USドルを前払いしました。それ以上の年数が可能かどうかは不明です。

別窓口で支払い

レシートを発行してもらったら、同じ階にある支払い専用の窓口に移動します。

ここで現金の支払い時にコピー機ですべての紙幣を印刷していました。

これがもしフィリピンペソ紙幣だったり、ドルでも少額紙幣が混じっていれば膨大な時間がかかると思います。トラブルを防ぐためにもUSドルの高額紙幣での支払いをおすすめします。

申請書類一式を提出

支払いを終えて領収書などを受け取ったら、それをそのまま持ってレシートを発行してくれた窓口に戻りましょう。あらかじめ「支払いが終わったら戻ってきて」と言われているはずです。

支払いが終わったことが確認されると、健康診断を受けるために必要な書類が発行されます。

前述の通り私は通常の流れとは前後して申請したので、普通ならここでパスポート等すべての書類を提出するのか、それとも健康診断を終えてから戻ってくる必要があるのかはわかりません。

情報をお持ちの方はお知らせいただけると幸いです。

健康診断を受けに行く

健康診断はPRA指定の病院で受けることになります。健康診断に費用は発生しません

ただし往復の交通費は自分で負担する必要があります。Grabで移動しましょう。

配車アプリGrabについてはこちらの記事で詳しく解説しています。フィリピン滞在の必須アプリなのでぜひインストールして使ってみてください。

私が指定された病院はSacred Heart Diagnostic Medical Centerという病院。

PRAからはGrabで20~30分の距離。料金は200ペソ以下でした。

この病院は小さめの建物の2階に位置して、あまり目立つ存在ではありません。私は到着後に若干迷いましたが、周辺の警備員の人などは全員が場所を知っていました。人に聞いてでもたどり着きましょう。

病院は健康診断専用の場所のようで、全く混雑していないのがいいところ。受付でPRAから受け取った書類を見せると、すぐに手続きが始まります。

診断内容は検尿、血液検査、エックス線検査、血圧測定の4種類でした。きちんと誘導してくれるので迷うこともありません。

すべての検査が終わればここでの作業は終了です。診断結果は直接PRAに送付されるそうなので、帰りに受け取る書類などは一切ありませんでした。

健康診断前に書類をすべて提出している人なら、きっとこれで申請に必要な処理はすべて完了したはず。PRAに戻ってくるよう指示されている人なら、指示通り戻って次の手続きをしましょう。

これで申請は完了

長い道のりだった申請準備もこれで終了です。あとはSRRVが付与されたパスポートの受け取りを待つだけ。

最後にもらう書類には「ビザの受け取り予定日」が記載されています。ただしこれはあくまでも予定。

この日に直接PRAに行くのではなく、あらかじめ電話かメールで問い合わせしておくのが無難でしょう。

実際、私の場合は予定日から1週間くらい遅れて受け取りが完了しました。

電話をかけると「担当者がバケーションで~、上司のサイン待ちで~」というお決まりのセリフ。このくらいの遅れは当たり前なので気長に待ちましょう。

1週間後の指定日に再度電話すると、「じゃあ明日の午後に来て」とのこと。これでやっとアポが取れました。

アポを取った日時にPRAを訪問して担当者を呼んでもらいます。

ここでパスポートとSRRVの会員カードを受け取り、契約書にサインしてすべて完了です。お疲れ様でした。